こんにちは!おかしんです!
介護職の人間関係での悩みと聞くと「お局おばさん」を思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。
介護施設で長年勤務し、同僚や態度スタッフに対する態度が大きく、経験豊富な一方で新しいアイデアや変化に抵抗する中高年の女性職員──そう、それがお局のおばさんです!
お局おばさんは主任やリーダーなどの役職についている介護職員よりも現場で影響力があり、多くの人が手をつけられない大きな存在です。
どこの介護施設や事業所にもお局おばさんは存在し、介護職員たちは彼女たちとの人間関係を築いていかなければなりません。
介護施設に入社したばかりの人は、彼女たちに好かれるか嫌われるかでは、今後の職場生活や人間関係を大きく考える重要なポイントです。
まず、お局のおばさんへの対処で大切な4つの注意事項を教えます。
- 不用意に機嫌を取らない
- 挨拶はきちんとする
- 言い訳しない
- 正面から戦わない
お局おばさんは理不尽なことを言うこともありますが、この4つを守るだけで、少しは状況が良くなります。
お局おばさんに嫌われてしまうと、以下のようなことが起こります。
- 人間関係がギクシャクする
- 気疲れが増えた
- 何かにつけて怒られる
- 陰口を言われる
- モチベーションの低下
これらは、介護施設で毎日勤務し続けていく上で、
非常に深刻なストレス軽減となります。なくても、結局ストレスがたまってしまいがちです。
この記事を読んでいるあなたはもうすでに、お局おばさんと一戦交えて職場で影響が出ているかもしれませんね。
その勇気は讃えます。
そこで今回は、少しでもストレスなく業務に取り組めるよう、「介護職のお局おばさんとの人間関係」問題で悩む方に向けて、お局おばさんに好かれやすい私から、いくつかのアドバイスを送りたいと思います。
介護職におけるお局おばさんの特徴
介護の職場でのお局おばさんを攻略するためには、お局おばさんを理解する必要があります。
介護施設内で長年勤務し、同僚や態度スタッフに対する態度が大きい、そして経験豊富な一方で新しいアイデアや変化に抵抗する中高年の女性職員を指します。
お局おばさんは長年、介護施設で勤務してきており、職員や利用者、施設の事、人間関係を熟知しています。
現在、施設長や主任などの役職についている職員の新人時代に仕事を教えていたなどの過去もあり、誰も頭があがらない状況になっていることもあるので厄介です。
- 傲慢な態度:自分の経験や知識を過信し、他の職員に対して指示や命令を出すことが多い。
- 変化に対する抵抗:新しい方法や技術の導入に対して否定的な姿勢を示します。
- 自分の意見を押し付ける:一方的なコミュニケーションを好み、対話や意見交換を好む傾向がある。
「お局おばさん」と呼ばれる介護職の中には、自分の経験や知識を過信し、他の職員に対して指示や命令を出すことが多いです。
介護施設は時代の流れに沿って、業務内容特にコンプライアンスや個人情報保護など、現代の介護職では危機的な基準が求められ、職員は日々業務の改善に努めています。
しかし、「お局おばさん」は変化を嫌い、人間関係を破壊します。
例えば、昔は許されていた行為でも、現在ではコンプライアンスの警戒化により許されなくなっていることがありますが、 「お局おばさん」にはこれが関係ありません。
彼女たちにはコンプライアンスの意識が欠けていると考えて良いでしょう。
しかし、忘れてはいけないのは、「お局おばさん」が今の介護施設を支え続けてきた重要な存在であるという点です。
彼女たちは現在、ふんぞり帰っているように見えるかもしれないが、若い当時は私たちと同じように人間関係に苦労しながら業務に励むことができました。
介護職における豊富な経験と知識は、施設運営上欠かせないものであり、彼女たちの存在は介護職全体の発展に焦点を当てています。
このように一応敬意はもって接することで、人間関係が良くなるキッカケにもなりますよ。
お局おばさんの取り巻きたちとの人間関係
「お局おばさん」との人間関係の問題を解決するためには、彼女たちの取り巻きとも呼ばれる同僚との人間関係にも目を向ける必要があります。
介護職において「お局おばさん」の周囲には、嫌われないように媚びる子分のような存在が多数存在します。
お局おばさんがいない時に起こった出来事や、職員同士の会話などを随時お局おばさんに報告しているなど、厄介な存在です。
そのため、お局おばさんとの人間関係で悩んでいる際に介護職の同僚へ相談する場合は、その同僚が信頼できるかどうかしっかりと見極める必要があります。
話してしまうと、全ての情報がお局おばさんに知られてしまうリスクがあるので要注意です。
さらに、お局おばさんの取り巻きは、自分がお局おばさんに気に入られていたいと保身に走るため、「おばさん」の被害者を支えられることは一時的にありません。 人間関係がさらに複雑に変化し、職場環境の悪化が起こることがあります。
そんな介護施設のお局おばさんの取り巻きにも特徴があります。
- 忠誠心が高い
- 常にお局おばさんの意見を気にする。自分の意見は無い
- 取り巻き同士は結束している
- 目下の人間には当たりが強い
- 表向きは他の職員とも気さくに接する(陰では悪口を言っている)
お局おばさんの取り巻きの特徴はなんと言っても忠誠心の高さです。
絵に描いたようにヨイショするので、分かりやすいです。
彼女たちは現場で主任やリーダーよりもお局おばさんの意見や指示を最優先します。そして自分の意見は持たず、何か行動を起こすときは常にお局おばさんに指示を求めます。
そして業務の補助や問題解決時の協力など、優先的にお局おばさんの負担を軽減しようとします。
取り巻き同士は結束が強く、外部の職員との関係を築くことが難しい場合があります。これにより、職場全体の人間関係が限定的になっているパターンが多いです。
取り巻きに関しましてもお局おばさんと同じで、無理に媚びる必要はありません。
冒頭で話した通り
- 不用意に機嫌を取らない
- 挨拶はきちんとする
- 言い訳しない
- 正面から戦わない
同じように接しましょう。
お局おばさんの弱点からみる対策
最強にも思えるお局おばさんですが、弱点もあります。
私もお局おばさんは何人も見てきましたが、共通の弱点が存在するのです。
お局おばさんは実は繊細で承認欲求が強いんです。
繊細で傷つきやすいからこそ、周りをイエスマンで固めて恐怖政治を行うのです。
ですから、お局おばさんの対策は適度に褒めて承認欲求を満たしてあげることが効果的です。
- 「〇〇さんの説明は分かりやすいです。」
- 「〇〇さんと勤務が一緒だと楽しいです。」
- 「さすが〇〇さん!」
しかし露骨に媚び過ぎると返って反感を買う恐れもあるので注意です。
ちなみに適度に褒めましょうというのは「イエスマンになりましょう。」と言っている訳ではなく、お局おばさんの懐に飛び込みうまく扱いましょうということです。
それが上手くいくと気に入られるようになり、仕事でのストレスが少し減ります。
しかし過度に親密になりすぎると、周囲からは取り巻きの一員と思われてしまいます。
ですから、他の職員の悪口や自分を売り込むような言動は避けて、適度にお局おばさんを褒める程度に留めておきましょう。
お局おばさんとの人間関係を良好するにはある程度距離感を保つことが重要です。
お局おばさんに目をつけられてしまった時
最悪なシナリオですがお局おばさんやその取り巻きに目をつけられて、人間関係がめちゃくちゃになってしまったらの話ですが、
そうなった場合、取れる手段としましては
- 上司に相談する
- 被害者の会を作る
この2つが効果的です。
まず上司に相談した所でお局おばさんの暴走は止めるような直接的な解決にはなりませんが、勤務が被らないように調整してくれたり、相談相手になってくれたり細かな配慮をしてくれてストレスの緩和に繋がる可能性があります。
他にも、現在自分と同じようにお局おばさんやその取り巻きに目をつけられている職員がいるのであれば積極的に声をかけてみましょう。
同じ被害者同士でお局おばさんの愚痴を言うことでだいぶ気が楽になります。
愚痴を言い合えるような信頼できる同僚ができることで普段の嫌がらせのダメージも軽減されるので同じ被害者を探すことはとても効果的と言えます
私の過去の過去のお局おばさん事情を紹介
成功例?若い男性というアドバンテージ
お局おばさんは年配であり女性でもあるので、若い男性職員を可愛がる傾向があります。
私は高校を卒業してすぐに介護施設に入社をしたのですが、入社してすぐに年の近い介護職員から「あのAさんっておばちゃんは怖いからね。挨拶は聞こえるように大きな声でしなきゃ怒られるよ」と忠告されました。
確かにAさんという介護職員は絵に描いたようなお局おばさんでしたが、私には何も害はありませんでした。
それどころか、とても気に入られているように感じました。
その当時の特養で、私は高校を卒業したばかりで介護現場では使い物にならないような存在でしたが、積極的に質問したり、休まず出勤して、しっかり挨拶をしているだけで特にこれといったトラブルはなかったです。
その当時の私はとても若く、経験も浅かったこともあり、介護施設の決まりや業務内容に関して意見をすることは一切ありませんでしたし、ただただ真面目に仕事に取り組んでいました。
そんなことからお局おばさんの一味も「この子は害はない」と思ったのかシンプルに可愛がられていました。
失敗事例
これは私が26歳の時に勤めていた事業所でのことです。
過去の経験もあってか転職してすぐにお局おばさんを発見しました。
先ほどの成功事例と同じように若い男性介護士ということで特にダメージは無く、しばらくはトラブルなく平和に職場生活を送っていました。
しかし、その当時の私は26歳で介護士歴も5年目ということもあり、「もっとこうした方がいいのではないか?」
「私はそうは思いません」など以前と比べて経験が邪魔をするようになってしまっていたのです。
もちろんすぐにお局おばさんと取り巻きに目をつけられて人間関係はめちゃくちゃになりました。
その後、私はお局おばさんとはバチバチになりました。
直属の上司に相談して勤務を被らないように調整してもらったり、同じ被害者の介護職員と飲みに行って愚痴で盛り上がったりしていました。
しかしこんなことをずっと続けていても介護の仕事のモチベーションが維持できる訳もなく、その会社は3年勤めて退職しました。
お局おばさんと対立することは、無理に媚びず自分を貫いたつもりですがそれはそれでしんどいし、何も解決に至りませんでした。
無念です‥
私の今の職場でのお局おばさん事情
現在、私が働いている介護施設でもお局おばさんは存在します。役職に就いている職員より影響力もあり手強いです。
しかし、私は過去の経験から程よい距離を保ちつつ仕事中は自分らしさを出すことを意識して日々仕事をしています。
今の会社で特に仲の良い人はできていませんが、無理に仲良くするよりはストレスは無いです。
まとめ:お局おばさん問題の再確認
介護職は高齢化社会において不可欠な存在ですが、介護の職場内のお局おばさんとの人間関係問題は、業務の質や職員のモチベーションに大きな影響を与えます。
正面から戦うことよりも、こちらが大人な対応をしてあげていると考えて、うまく共存していくことが職場の空気を乱さない方法と言えるでしょう。
自分でなんとかしようとするより、上司や管理者に相談して穏便に解決することが一番おすすめな方法です。
そしてこの記事で紹介したお局おばさんとの対応の仕方を実践しながら介護職の複雑な人間関係を乗り越えていってくださいね。
介護士の仕事や人間関係の悩みに関して詳しく解説した記事も多数掲載しています。
他にも介護職に関する最新の情報に関しましては厚生労働省のホームページで随時更新されていますのでそちらを参考にしてみてください!
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