介護職に就いたばかりの方にとって、最初の悩みは「仕事が全然覚えられない」ということではないでしょうか?
特に未経験で介護の仕事を始めた方は、最初は右も左もわからず、不安な気持ちでいっぱいだと思います。
未経験の場合、先輩職員が一つひとつ丁寧に教えてくれると思いますが、それでもなかなか独り立ちできず、「申し訳ないな」と感じることもありますよね。
でも安心してください!
実はこれは経験者も未経験者も同じで、最初は誰でも「何をしていいかわからない」状態から始まるのです。
オムツ交換、入浴介助、勤務形態ごとの動きなど、介護の現場では覚えることが本当にたくさんあります。「何から手をつければいいのかわからない…」と思うことも多いでしょう。
そんな時はまず
「利用者さんの顔と名前を覚える」ことに集中してみてください!
もちろん、既往歴や持病などすべてを最初から把握するのは難しいですし、無理をする必要はありません。
でも、名前や性格などの基本的な情報を覚えるだけでも、仕事中に余裕が生まれます。
その余裕が、ほかの業務内容を頭に入れる助けになるんです。
誰もが未経験からのスタート
どんな仕事でも最初は未経験から始まりますが、介護職は特に未経験からの転職者が多い業界です。
実際、40代や50代で介護職に挑戦し、活躍している方もたくさんいらっしゃいます。
今、バリバリ仕事をこなしている先輩職員も、最初は皆さんと同じように右も左もわからない時期を経験してきたのです。
介護職で仕事に慣れるまでは時間がかかるかもしれません。
でも、それは誰にでもある普通のこと。焦らず、少しずつ自分のペースで進めていきましょう。
もし「介護職で仕事に慣れる日が来るのかな?」など不安や悩みがあれば、過去にまとめた記事
「介護士必見!利用者との効果的なコミュニケーション技術」もぜひご覧ください。きっと参考になれるはずです!
利用者さんの名前を覚えた方がいい理由
介護士が最初に利用者さんの名前を覚える事は非常に重要です。
最初に名前を覚えることで、介護の質を高め、利用者さんにとっても介護者にとっても良い関係が築けます。
信頼関係の構築: 名前で呼ぶことでこれにより、信頼関係が生まれ、利用者さんが安心感を持つことができます。
個別対応がしやすくなる: 利用者さんの名前を知ることで、その方のニーズや好み、身体状況を迅速に、より正しいケアができるようになります。
コミュニケーションの協議化: 名前で呼ぶことで、利用者さんとのコミュニケーションが円滑になります。自分の名前が利用者さんにも知ってもらえるきっかけにもなります。
手のかかる利用者さんほど名前を覚えるのは簡単です。
「Aさんが昨日寝ていません。」「Aさんが0時に尿汚染ありました」など毎日申し送りで名前の上がってくる利用者の名前はすぐに頭に入ります。
しかし、特に問題行動もなく過ごされている利用者さんほど中々名前が覚えれないのです!
しかも 藤原 藤本 藤井 などよく似た名前がいると誰が誰だったか分からなくなります。
似たような名前がいる時は気をつけないと間違えて食事を配膳したり、誤薬の原因にもなりますのでしっかりと判別しておかなければなりません。ですから名前を最初に覚える事は重要な事なのです。
利用者さんの名前を早く覚える方法
介護士が利用者の名前を変えるためには、いくつかの効果的なコツがあります。以下の方法を参考にすると、名前が覚えやすくなります。
何度も名前を呼ぶ
初めて利用者さんに会ったとき、その方の名前を意識的に何度も飾ります。例えば、「〇〇さん、おはようございます」や「〇〇さん、今日はどのようにお過ごしでしょうか」
メモ準備 名前と特徴をメモにまとめて特に最初は、利用者さんの名前、顔の特徴、性格、趣味などを一緒にメモすることで、名前と個性が### 3.
イメージ結びで付ける 名前を何か思い出しやすいイメージや特徴に結び付けると、覚えやすくなります。例えば、「田中さんなら、お花が好きな田中さん」という### 4.
視覚的に記憶する 利用者さんの顔や表情、髪型、衣服のスタイルなど、視覚的な要素と名前を慌てて覚えます。 似た名前や特徴を持つ利用者さんがいる場合は、それらを比較してとても有効です。
たとえば、
- 藤井さんは眼鏡
- 藤原さんはシルバーカー
- 藤本さんは癖毛などです。
名前に興味を持つ 名前の由来や意味を質問したり、その名前に関連したエピソードを聞いて、名前に対して興味があります。 興味を持つと、自然と記憶に残りやすくなります。
たとえば
- 三郎さんは三兄弟の末っ子が由来
- ハルさんは4月生まれだから
エピソードと結びつけましょう。
フロアの席と居室の場所も早めに覚えよう
利用者さんの名前を覚えるのと同時に席と居室を覚える事を意識しましょう。
まず利用者さんのフロアの席の位置にはしっかりと意味があります!
たとえば
- AさんとBさんは席が近いとよく喧嘩になるから離している
- CさんとDさんは仲良しだから一緒の席
- Eさん、Fさんは食事介助が必要だから職員が1人で同時に介助に入れるように同じ席
- Gさんは立ち上がりが多く転倒リスクがあるためスタッフステーションから近い席
- Hさんは急に大声を上げるので他の利用者と離してオーバーテーブルで対応
- Iさんはよくトイレに行くのでトイレに近い席
など他にも様々な理由がありますが、このように席の位置は職員が利用者の事を考えて決められています。
居室に関しては利用者が入所してきた時に空いている場所に入る事もありますが
多床室だともちろん男女で分けますし、他にも夜間に大声を出す利用者さんがいる部屋と耳の遠い利用者さんが一緒だと「夜間うるさい」という理由でトラブルになる事防げたり、看護師さんがスムーズに対応できるように経管栄養の利用者さんを同じ部屋にしておくなど居室にも意味があります。
そういった事を踏まえて席の位置、居室の位置を覚えようとすると自然と利用者さんの名前と性格が分かってきます!
後、覚えるコツは席や居室の位置を覚える時に施設内の図を描いてみると覚えやすいです。
顔と名前を覚えていないと危険な時がある
オムツ交換や入浴介助は全てが同じではなく利用者によって違う対応をしなければならない時があります。
たとえば
- Aさんは血圧が高いのでいつも入浴はシャワーのみ
- Bさんは尿量が多いのでオムツ交換の時は大きいパットを当てる
- Cさんは自分で食事摂取するが、食べるのが早いので他の利用者より15分早く配膳をする
などこのような決まりがどこの施設でもあります。名前を覚えていないとこのようなイレギュラーな対応もできないです。事前に申し送りを聞いていてもしっかりと名前を覚えていないとシャワーのみの利用者を間違えて浴槽につけてしまって浴後に意識消失させてしまう危険性もあります。こういった事が起きないように顔と名前をしっかりと把握した上で業務に入ることが重要と言えます。
他にも冒頭でも書きましたが似た名前が複数いる時も注意しましょう
藤井 藤原 藤本
似たような名前がいる時は気をつけないと間違えて食事を配膳したり、誤薬の原因にもなりますのでしっかりと判別しておかなければなりません。ですから名前を最初に覚える事は非常に重要な事なのです。
新人介護士さんへ:無理なく「仕事に慣れる」ためのコツ
介護の現場はどこも人手不足で悩まされがちです。
そのため、新人介護士さんが仲間入りしてくれることは、職場全体にとって大きな助けになります。
特に、夜勤の回数が多い職場では、新人さんの活躍によって夜勤の負担が軽減し、ベテラン職員の体力的な負担も和らぎます。
新人介護士を歓迎する職場の雰囲気
新人職員が仕事に慣れることで、周りのベテラン職員も非常に助かります。
特に、新人さんが一人前になり独り立ちできるようになると、職場全体の業務がスムーズになり、職員間の連携も強まります。
実は、ベテラン職員は新人さんの成長を心から応援しています。
「失敗しても大丈夫!」という気持ちで、少しずつスキルを身につけていきましょう。
仕事に慣れることで生まれる心の余裕
介護士としての仕事に順調に慣れてくると、業務にも自信がつき、周りの職員との会話にも余裕が生まれます。
これが人間関係の向上につながり、職場での居心地がさらに良くなるはずです。
最初は誰でもできないことばかりで当たり前。焦らず、自分のペースで少しずつ仕事を覚えていきましょう。
新人介護士が仕事に慣れる ためには、
無理をせず、日々の業務で小さな成功体験を積み重ねることが大切です。
参考リンクでさらにスキルアップ!
- 内部リンク:「新人介護士が仕事に慣れてきた頃にやりがちなミス10選」 → で新人の悩みに対するアドバイスをご覧ください。
- 【これだから介護士は辞められない!】介護士の私がやりがいを感じる瞬間8選→介護士のモチベーションアップのためのにやりがいについての記事も参考にしてみてください・
- 外部リンク:「介護職の資格やスキルアップに役立つ情報」 → 厚生労働省の公式サイトもぜひ参考にしてください。
この記事が、あなたの「介護士として仕事に慣れる」助けになれば幸いです。あなたの成長を職場全体が応援しています!ぜひ参考にして、楽しく働ける職場づくりを一緒に目指しましょう。
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