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介護職の夜勤での「手抜き」は業務効率化の工夫である!!

介護職の夜勤での「手抜き」は業務効率化の工夫である!!

こんにちは!おかしんです!

介護職の中でも特に過酷な勤務形態、それが夜勤です。
そんな夜勤業務に、実は「手抜き」が重要なポイントだと知っていますか?

驚かれるかもしれませんが、夜勤で効率的に業務を進めるためには、適切な「手抜き」が必要不可欠なんです。

もちろん、これは決してサボることを推奨しているわけではありません!むしろ、利用者さんへのケアをしっかり行うために、業務の工夫が必要だというお話です。




目次

介護職の夜勤での手抜きの真意

夜勤帯では介護職員の人数が少なく、通常業務をこなしながら利用者さんの対応をする必要があります。

この状況で全てを完璧にこなそうとすると、かえって効率が悪くなり、ミスや負担が増えてしまう可能性があります。

さらに、夜勤は日勤帯よりも職員が少ないため、業務の進め方を工夫しやすい環境でもあります。

他の職員の目が少ない分、自分なりに作業を調整する余地が生まれるのです。この特徴を上手に活かし、「適切な手抜き」を行うことがポイントです。

特にオムツ交換では、効果的な手抜きをすることで、大きな余裕を生み出せます。

これにより、ナースコール対応や転倒リスクのある利用者さんへのフォローなど、突発的な事態にも柔軟に対応できるようになります。


夜勤が過酷といわれる理由

介護疲れ

介護職の夜勤が辛いと言われるのは、以下のような状況が頻発するからです:

  • あちこちで鳴り響くナースコール
  • 転倒リスクの高い利用者さんのセンサー反応
  • なかなか寝付かない利用者さんの対応

これらに追われていると、通常業務が進まず、どんどん疲労がたまってしまいます。このような中で適切な手抜きを取り入れることで、業務の効率を上げ、負担を軽減することが可能になります。


夜勤中のオムツ交換での手抜き術

男性介護士と利用者

オムツ交換での手抜き術とは、必要以上に細かい作業を避けつつ、利用者さんの快適さを維持するための工夫を指します。

利用者ごとの状況を把握し、優先順位をつける

手のかかる利用者さんを優先し、比較的余裕のある方は後回しにすることで効率がアップします。

優先順位と聞くとあまり聞こえが良くないかもしれませんがこれは重要なポイントです。

夜勤のオムツ交換手抜き術
  • 自分でオムツを外す人はこまめに確認する
  • オムツ交換に時間のかかる人は余裕のある時に済ませておく
  • 尿量の少ない人は回数を減らす
  • 次の日入浴予定の利用者はパット効果のみ行う

オムツ交換の最中にナースコールを対応しなければならなくなった時のことを想定して、オムツ交換に入らなければ確実に汚染してしまう人を優先して入っておくと、後々汚染しているという事態を防ぐことができます。

利用者さんの排泄リズムを理解し、必要最低限のタイミングで対応することが重要です。

事前準備を徹底

必要な物品をあらかじめ揃えておくことで作業時間を短縮できます。

例えば、夜勤中は必要なオムツやパットを利用者さんの居室に置いておくことで巡視の時や体位変換のついでにオムツ交換を行うことができます。

しかし、異食やパットを隠してしまう利用者さんもいるのでその辺は利用者さんの状況をしっかり判断して行いましょう。

確実に汚染を防ぐ

例えば下剤を服用して大量の排便が予想される利用者さんの場合、普段通りオムツ交換の対応をしていると確実に汚染します。

人手が少ない夜勤中の汚染対応はとても時間のロスです。

そんな時下剤服用をしている利用者さんの対応はこちらです。

夜勤のオムツ交換手抜き術
  • オムツを二重にして、パットを横あてする
  • 体の下にペットシートを敷いておき、シーツの汚染を防ぐ
  • スボンを脱がせておく

これで汚染は防げます。オムツやパットを多く消耗してしまいますが、夜勤中であればバレる心配はないでしょう‥

夜勤中のナースコールやセンサーマット対応の手抜き術

認知症女性

ナースコールやセンサーマットの対応は、夜勤中の大きな負担の一つです。これらの作業を効率化するための具体的な工夫を紹介します:

緊急性の高い順に整理する

複数の利用者さんからコールが入った場合は、緊急性の高いものから順に対応し、他の利用者さんには少し待ってもらうことも必要です。効率的なルートで対応できるように、優先順位を明確にしておきましょう。

介護職が利用者さんに対して「ちょっとください」と伝えるのは正しいではない場合もありますが、夜勤中は多くの事故リスクが伴うため、そのような対応を取ってでも事故を防ぐことが重要です。

あまりにも不要なコールが多い場合は一時的に電源を切ったり音量をオフにしてもいいでしょう。

しかしその場合はアフターケアをしっかりと行うようにしましょう。

センサーの感度を調整する

センサーマットの感度が高すぎると、わずかな動きでもアラームが鳴ってしまい、業務の妨げになります。

利用者さんの状況に応じて適切な設定に調整することで、不要なアラームを減らすことができます。

センサーマットを使用している利用者さんというのは大抵、転倒や転落のリスクが高い方ですのでセンサーマットのアラームが鳴ると介護職は「どきっ」としますよね。

それが何度も続くとストレスにもなります。あまりにも感度が高い場合センサーマットを置く位置を変えてみたり、設定を変えるなどして様子をみましょう。

休める時はとことん休む!夜勤中の手抜き

座りながら寝る人

仮眠は必ず確保する

夜勤では、短時間でも仮眠をとることが体力維持の鍵です。同僚とスケジュールを調整し、交代でしっかりと体を休める時間を確保しましょう。

仮眠がうまく取れない人もいるかもしれません。「寝過ごしたらどうしよう」と不安になり、なかなか眠れない場合もあるでしょう。

そのようなときは、業務中であっても電気を消して実際に眠らなくても、目を休めるだけで疲労が軽減されることがあります。

「横になって休むなんて、サボっているような気がして萎える…」と思う方もいるかも知れません。

でも、夜勤の最優先は利用者さんが事故なく朝を迎えることです。

そのために自分の体力を回復させることが何より重要です。

簡単に済む作業は翌日に回す

夜勤中には、掃除や整理整頓、書類作成など緊急性の低い作業が発生することがあります。

これらは、もしかしたら翌日に戻っても問題はありません。頻繁に鳴る忙しい配置では、無理に作業を続けようとするのは逆効果です。

夜勤の主な目的は、利用者さんが安全に朝を迎えること。 そのため、すべてを完璧にこなさず、優先度の低い業務は翌日の担当者に引き継ぐ柔軟さが必要です。

食事や軽食をしっかり摂る

エネルギー補給も夜勤を乗り切るためには必要ありません。簡単に食べられる軽食をあらかじめ用意しておき、休憩時間利用して栄養をとりましょう。

たまたま食べる時間が取れない場合は、飴を舐めたりガムを噛んだりするだけでも構いません。

栄養補給は夜勤のパフォーマンスを維持するための重要なポイントです。手軽に効率よく食事をすることも賢い

「手抜き術」の一つです。

夜勤での「手抜き」がもたらす効果

適切な手抜きを行うことで、以下のようなメリットがあります:

  • 突発的な対応に余裕が生まれる
    時間を有効に使えるため、ナースコールや転倒リスクへの対応もスムーズになります。
  • 介護職員の負担軽減
    疲労を軽減することでミスのリスクが減り、利用者さんに対するケアの質も向上します。
  • 利用者さんの満足度向上
    無理のないスケジュールで丁寧な対応ができるため、利用者さんも安心して夜を過ごせます。
  • 夜勤チーム内の連携向上
    効率的な作業ができることで、同僚とのコミュニケーションもスムーズになります。

手抜きを行う上で注意するべきポイント

講師

手抜きの合法ラインを守る

手抜きは効率化を目的とするものであり、利用者さんのケアの質を下げる行為ではありません。

倫理的に問題のある行動は避け、利用者さんの尊厳を守ることが最優先です。

入社したてでまだ夜勤に慣れていない場合は、その介護施設の利用者さんの夜間の様子が理解できるようになってきてから実践してみることをおすすめします。

チームメンバーとの情報共有

夜勤では情報の共有が重要です。他のスタッフと利用者さんの状況や効率化の工夫を共有することで、全体的な負担を軽減できます。

話しやすい介護職員に「いつも夜勤の時どうやっていますか?」など聞いてみて参考にするといいでしょう。

経験が長い介護職員ほど手の抜き方も熟知しています。

まとめ:次の夜勤から使える!合法的な手抜き術を実践しよう

夜勤の負担を軽減し、利用者さんへのケアの質を維持するためには、「手抜き術」を効果的に取り入れることが大切です。

この記事では、合法的に業務を効率化するための具体的な方法をお伝えしました。

ぜひ次の夜勤から、これらの工夫を取り入れてみてください!適切な手抜きで、よりスムーズで負担の少ない夜勤業務を実現しましょう。

当サイトでは介護職の夜勤以外にも業務に関する記事を他にも多数掲載していますのでそちらも参考にしてみてください。




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この記事を書いた人

高校卒業後18歳で介護の道へ進むも2年で退職しフリーター生活に。
24歳で介護士に復帰するが、目標が定まらないまま施設を転々とする日々を過ごす。
祖母が認知症になったことをきっかけに「介護士としてもっと頑張らなければ」と奮起し、28歳でようやく介護福祉士資格を取得。
現在はキャリアアップを目指して介護施設で勤務しながら日々勉強中!

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