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新人介護士が仕事に慣れてきた頃にやりがちなミス10選

新人介護士が仕事に慣れてきた頃にやりがちなミス10選

やっと仕事にも慣れてきたし、今日は完璧!と思ったら、あれれ?思わぬミスをしちゃった!

なんてこと、ありませんか?

新人介護士の皆さん、自信がついてきた頃に限って、ちょっとしたドジを踏んじゃうものです。でもご安心を!それ、みーんな通る道なんです。

この記事では、新人介護士さんがついついやってしまうミス10選をご紹介します。

「あ、これ私のことだ!」と思わずクスッと笑ってしまうかも。

読んでいただくことで、自分の弱点を楽しく知って、ミスを減らすコツをつかめますよ。一緒に笑って、成長していきましょう!




目次

介護の仕事に“慣れる”っていつ頃?

初心者まーく

介護の仕事を始めてから、「あ、ちょっと慣れてきたかも?」と感じるのは一般的に1〜2年目と言われています。早い人だと3ヶ月目には慣れてくる人もいます。

この時期になると業務の流れや利用者さんの顔と名前も一致してきて、自信もついてきますよね。

でも、ちょっと待ってください!

この「慣れ」は嬉しい反面、思わぬミスを招くことも。そこで、今回は慣れてきた頃にやりがちなミスをご紹介しつつ、その対処法もお伝えします。

まず、なぜ慣れてくるとミスをしがちなのか?

それは仕事に慣れくると先のことを考えて動くようになります。

「この業務を終わったら次アレをしよう。」など考え事をしていると目の前の業務に集中し切れていないことが原因とも言えます。

他にも仕事に慣れてきた驕りが出て業務以外の事を考えている事もあります。

「家に帰ったらあのドラマの続きを観よう。」「プロ野球の試合どうなったかな?」

仕事に関する事、そうでない事でも考え事をしながら業務に当たっていると初歩的なミスが増えます。




利用者さんの名前をうっかり間違え

驚く看護師女性

「田中さん、おはようございます!あ、すみません、佐藤さんでしたね…」なんて経験、ありませんか?慣れてくると名前を覚えたつもりで間違えてしまうことがあります。

例えば:

新人の頃は一生懸命に名前を覚えていたAさん。でも、慣れてきて気が緩んだのか、ある日間違えて全く別の利用者さんに「お薬の時間です!」と声をかけてしまいました。利用者さんから「私はまだ朝食も食べてないよ」と言われて赤面…。

利用者さんから指摘があってよかったですね。そのまま気づかずに投薬していたら誤薬してしまっていたかも!!

他にも名前が似ている、ビジュアルが似ているなど間違いがちな利用者さんもいます。

例えば藤原、藤井、藤本など似ている名前の利用者さんがいると食事の配膳間違いや誤薬のリスクもあります。考え事をしながら業務しているとこのようなミスも起こりがちです。

対処法:

  • 名前で呼ぶ習慣をつける会話の中で積極的に名前を使いましょう。(〇〇さん。お薬の時間です。)(〇〇さん。お昼ご飯です。)このようにアクション毎に利用者さんの名前を呼ぶと自分でミスに気づく事が出来ます。
  • メモを活用:ポケットに小さなメモを忍ばせておくと安心です。

“このくらい大丈夫”と手順を省略

やる気ない会社員

「もう何度もやってるし、この手順は飛ばしても平気かな?」と自己判断で手順を省略してしまうことも。

自己判断で勝手に手順を省略していると利用者さんの事故やケガを引き起こしてしまったり、提出書類に不備があるなど致命的なミスにつながります。

例えば:

Bさんは入浴介助に慣れてきたので、「今日は時間がないから、確認作業は省略しちゃおう」と思い立ちました。結果、シャワーの温度が高すぎて利用者さんが「熱っ!」と驚いてしまう事態に。

介護の仕事は細かい決め事が多いです!面倒臭いと思うことも多いでしょう!

しかしそれは過去に起きた事故対策であったり、利用者さんの性格や好みに合わせて考えられているなど、しっかりと意味があります!

ですから自分の判断だけで手順を省略してしまわず「この手順無駄じゃないかな?」と疑問に感じたら先輩職員に一度聞いてみましょう。

対処法:

  • 基本に立ち返る:手順は安全と安心のためにあります。初心を思い出しましょう。
  • チェックリストを使う:手順を書き出したリストで確認。入社してすぐにマニュアルをもらったらとっておきましょう!時間が経ってから最初のマニュアルを見てみると「あっ!そういえばこうやって教えてもらったんだった!」と思い出す事があります。

時間配分ミスでバタバタ

時間を忘れる女性

慣れから「まだ大丈夫」と余裕をかましていたら、予定がギュウギュウに!結果、焦ってミスをしてしまいます。

例えば:

Cさんは「今日はスムーズにいくはず」と思い、休憩時間を長めに取ってしまいました。その後、予定が詰まりすぎてしまい、最後は走り回る羽目に。

対処法:

  • スケジュール管理:スマホのアプリや手帳で時間を見える化。
  • 余裕を持つ:予定より少し早めに動く習慣を。

介護職は時間が細かく決められています。施設では利用者さんの生活時間は固定で決められているので食事や入浴の時間をずらすことができません。

ですのできっちりとした時間配分で仕事することが求められます。時間配分を間違えて一つの仕事が押してくるとその後の業務全体が推してきて、調整が必要になってきます。

慣れてきても時計を見ながら行動しましょう。

ケアプランを勝手にアレンジ

書類とペン

「この方にはこっちの方が合ってるかも?」と自己流でケアプランを変更してしまうことがあります。

例えば:

Dさんは「山田さんは運動が好きだから、今日は散歩じゃなくて体操にしよう!」と勝手にプランを変更。しかし、実はその日は体調が優れず、山田さんは疲れてしまいました。

毎日「施設内を散歩する」という内容であるにも関わらず、利用者の意見を聞かず自分の判断で勝手に内容を変えることはやめましょう!

ケアプランはサービス担当者会議によって緻密に練られて作成されています。

そして利用者さんも「あれ?いつもは散歩しているんだけどな?」と混乱してしまいます。

何か意見がある場合は上司や同僚に相談しましょう。次回の担当者会議で話し合ってもらい、ケアプランの変更が決まってから実施して下さい。

対処法:

  • チームで共有:アイデアがあればまずはチームに相談。
  • プランに忠実に:勝手な変更はトラブルの元です。




同僚に頼りすぎてしまう

部下に丸投げ

「ちょっとこれお願い!」と、つい同僚に仕事を丸投げしていませんか?

例えば:

Eさんは「Fさんは手が空いてるみたいだから、この記録、お願いしちゃおう」と思い、頼みました。結果、Fさんも自分の業務があり、二人とも終業時間に間に合わない事態に。

職場の環境に慣れてきて同僚と話しやすくなってくると物事を頼む時も言いやすくなります。

しかも自分の後に入ってきた職員にはもっと頼みやすいでしょう。

自分が業務が溜まっている時、誰かにお願いすることも大切ですが、一応お願いする時は周りの職員の状況も見てからにしましょう。

あまりにも「あれやって下さい、これやって下さい」とお願いしすぎると周りに嫌悪感を与えてしまいます。基本的に自分の仕事は自分でやることが当たり前と思っておきましょう。

対処法:

  • 自立心を持つ:自分の業務は自分で責任を持ちましょう。
  • 協力と依存の違いを理解:助け合いは大切ですが、バランスが重要です。

記録の書き忘れ・書き間違い

泣きながら執筆する男性

「後で書こう」と思っていたら、すっかり忘れてしまった!なんてことも。退勤前に気づいて書き終えるまで帰れない、なんてことも‥

例えば:

Gさんは忙しさにかまけて記録を後回しに。翌日、「あれ、昨日の夕食後の記録がない!」と先輩から指摘され、大慌て。

介護職は記録する事が多いです。食事量、投薬の記録、排泄、水分量、拘束記録など重要なものばかりです。

慣れてくると記録の類は後でまとめて書こうと思いがちになります。

そして結局全部書き忘れるなんてこともあります。記録は絶対にその都度書く方がいいです!

対処法:

  • その場で記録:可能な限りリアルタイムで記入。
  • ダブルチェック:終業前にもう一度確認。

おしゃべりが盛り上がりすぎて…

おしゃべり

利用者さんや職員との会話が楽しくて、つい仕事が滞ってしまうことも。

例えば:

Hさんは利用者のIさんと昔話で盛り上がり、気づけば1時間以上経過。他の利用者さんのケアが遅れてしまいました。

利用者さんとの会話も介護士の重要な仕事の一つです。

介護の仕事に慣れてくると利用者さんとも上手にコミュニケーションを取ることができるようになり、利用者さんとの会話が楽しく感じます。職員とも距離が縮まり気のあう人も出てくる頃でしょう。

しかしずっと喋ってばかりだと業務が進みません!しっかりとメリハリをつけて業務に励みましょう。

対処法:

  • 時間を区切る:おしゃべりは休憩時間や適切な時間帯に。
  • メリハリをつける:仕事中は集中、休憩中はリラックス。

備品の場所を勝手に変更

倉庫を整理する男性

「こっちの方が使いやすい!」と備品の配置を変えてしまうと、他の人が困ってしまいます。

例えば:

Jさんは自分の動線に合わせて手袋や消毒液の位置を変更。次のシフトの人が「備品がない!」と探し回ることに。

介護の現場では細い備品が多いですし収納する場所が正確に決められています。

「利用者さんの体が熱い、熱を測ってみよう」と思った時に体温計がいつもの場所にしまっていないと探すところから始まり時間の無駄です。利用者さんの緊急時の場合最悪の事態になるかもしれません。

他にも介護の現場の備品の中には清潔な状態で保存しなければいけない物もあります。

備品の配置も意味があってその場所にあるので自分の判断で配置を変えるのはやめましょう!

対処法:

  • ルールを守る:備品の配置は共有ルールです。
  • 改善提案はチームで:変更したい場合は皆に相談。

利用者さんの小さな変化に気づけない

観察する看護師

慣れから観察力が低下し、体調の変化を見逃すことがあります。

例えば:

Kさんは「いつも元気な鈴木さんだから大丈夫」と思い込み、食欲が落ちていることに気づきませんでした。後で体調不良が発覚し、早めに対処していればと反省。

看護師、リハビリ職など他の職種より介護士は利用者さんと関わる時間が多いです。

ですから介護士は利用者さんの小さな変化に気づく事が求められます。

オムツ交換、食事介助、入浴介助など全ての業務において利用者さんをしっかり観察し、いち早く変化に気づけるようにしましょう。

これができないのに、仕事に慣れたと思うのはまだ早いと言えるでしょう!

対処法:

  • 意識的に観察:毎回新鮮な気持ちで接する。
  • 記録を見直す:過去の情報と比較することで変化に気づけます。

「お任せください!」で空回り

自身満々の男性

自信がついて「何でもできます!」と無理をしてしまうと、結局ミスに繋がります。

例えば:

Lさんは「新しい機器の操作も大丈夫です!」と張り切って担当。しかし、使い方をよく理解しておらず、機器を故障させてしまいました。

介護の仕事に慣れてきて自分は出来るんだ!と過剰に思い込んでしまうとこのような事が起こります。

慣れてくると変にプライドが高くなってきてしまうんです‥。

他にも、仕事で失敗続きだとなんとか名誉挽回しようとできないことも「できます」と言っちゃう人もいます。

しかし分からないことは聞きましょう!「大丈夫です!僕はできます!」と意気込んで失敗する方が周囲に迷惑がかかりますよ。

対処法:

  • 自分の限界を知る:できることとできないことを明確に。
  • 相談する:無理だと感じたら早めに先輩や同僚に相談。




よくない「慣れ方」とは?

サボるサラリーマン

慣れは成長の証ですが、「悪い慣れ」も存在します。

  • 自己流の増加基本を無視した自己流は危険です。
    • 例えば、マニュアルを読まずに自己判断でケアを行い、事故につながることも。
  • 確認不足:確認を怠るとミスが増えます。
    • 例えば、薬の種類を確認せずに投与してしまい、間違った薬を渡してしまう。
  • 思い込み:過去の経験だけで判断しない。
    • 例えば、「この利用者さんはいつもこうだから」と決めつけてしまう。




慣れてきた時こそコミュニケーションが大切

同僚とのコミュニケーション

慣れてきた頃こそ、先輩や同僚とのコミュニケーションが大切です。

「もう自分で何でもできる」と思い込み、先輩のアドバイスを聞かなくなると結果、チームワークが乱れ、業務が非効率になります。

全ての物事を自分だけの目で見ずに他者の意見も参考にすると新しい部分が見えてくることが多いです。

対処法:

  • 報告・連絡・相談を徹底:チームワークが向上します。これは基本です!絶対しましょう!
  • フィードバックを受け入れる:成長のチャンスです。

初心を忘れないための心構え

男性介護士
  • 学び続ける姿勢:新しい知識や技術を積極的に取り入れましょう。
    • 例えば、研修や勉強会に参加してスキルアップ。
  • 自己ケア:心身の健康が良い仕事に繋がります。
    • 例えば、適度な運動や趣味でリフレッシュ。




まとめ:介護士として成長し続けるために

介護の仕事に慣れてきた頃、うっかりやってしまうミスは誰にでもあるものです。

しかし、こうしたミスを未然に防ぎ、日々のケア業務を安全かつ効率的に行うことが、利用者様の満足度向上や自分自身の成長につながります。

大切なのは、常に初心を忘れず、基本を大切にすること。そして、チームで協力しながら利用者さんに最高のケアを提供することです。

もし今回の内容が役に立ったと感じた方は、他の介護関連の記事もぜひご覧ください。

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その他のリソース

  • 介護福祉士としての成長に役立つ情報を提供している 介護求人ガイド もご覧ください。最新の求人情報やキャリアアップのヒントをお探しの方に最適です。



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この記事を書いた人

高校卒業後18歳で介護の道へ進むも2年で退職しフリーター生活に。
24歳で介護士に復帰するが、目標が定まらないまま施設を転々とする日々を過ごす。
祖母が認知症になったことをきっかけに「介護士としてもっと頑張らなければ」と奮起し、28歳でようやく介護福祉士資格を取得。
現在はキャリアアップを目指して介護施設で勤務しながら日々勉強中!

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