皆さんは、退職代行サービスを利用した当日の朝、会社がどのような様子か気になりませんか?
最近、メディアでもよく紹介されている退職代行サービス。
上司に退職を伝えづらい、退職を申し出ても受け入れてもらえず悩んでいる方に代わって、合法的に退職を代行してくれるサービスです。
今では、退職代行サービスの存在が世間にも浸透してきており、賛成派・反対派とさまざまな意見があります。
賛成派 | 反対派 |
バックれるよりはマシ 確実に退職できる 即日退社できるから便利 ストレスフリーで退職できる | 非常識 モラルがない 退職くらい自分の口で言うべき |
そのため、退職したいけれど言い出せない、辞めさせてもらえずに悩んでいる方の中には、退職代行サービスを使いたいけれど躊躇している方もいらっしゃると思います。
また、「退職代行を使いたいけれど会社に迷惑がかかるのでは?」と心配したり、
「退職代行を利用して辞めたことを周りに知られたくない」、と感じている方もいるのではないでしょうか。
確かに、
退職代行サービスを利用すると会社に迷惑がかかりますし、会社の人たちに知られる可能性もあります。
それでも、私は退職代行サービスに賛成の立場です。
過去に退職代行サービスを利用して即日退職した経験がありますし、その後に勤めた会社で、別の職員が退職代行を利用して退職した当日の現場にいたこともあります。
今回は、そんな私が退職代行サービスを利用した当日の朝、会社がどのような状況だったのかを詳しくお伝えしていきたいと思います。
限界なら潰れる前に退職代行を使用しても良い
仕事で心身ともに限界を感じていませんか?毎朝、会社に行くのが辛くて仕方がない、夜も眠れない――そんな状況で一人で悩む必要はありません。「退職代行サービス」を利用することを検討してみてください。
退職代行サービスとは、あなたに代わって会社に退職の意思を伝え、必要な手続きを進めてくれる専門のサービスです。
例えば、当日の朝に連絡をしても、その日から出社せずに退職手続きを始めることが可能なサービスもあります。
「自分で退職を伝えるのが怖い」「上司からの引き止めや嫌がらせが心配」と感じている方にとって、退職代行は心強い味方です。
専門のスタッフが法律に基づいて適切に対応してくれるため、安心して任せることができます。
また、退職代行を利用することで、精神的な負担を大幅に軽減できます。
無理をして働き続けて心や体を壊してしまう前に、自分の健康と未来を最優先に考えましょう。
大切なのは、あなたが笑顔で過ごせる毎日を取り戻すことです。勇気を出して、一歩を踏み出して!!!
私が退職代行サービスを利用したエピソード
私は24歳のとき、勤めていた介護施設を退職代行サービスで退職しました。
今回は、そのときの手続きや流れ、費用、そして同僚の反応についてお話ししたいと思います。
利用したきっかけ
当時勤めていた介護施設は、正直なところブラックな環境でした。
- 残業や休日出勤が当たり前
- 夜勤手当が支給されない
- 施設長からのパワハラが横行
- 利用者さんの受け入れ体制が整っておらず、事故が多発
- 人手不足で、職員は派遣スタッフばかり
- 求人票に記載された条件と実際の内容が大きく異なる
- 職員間でお金の貸し借りによるトラブルが多い
若かった私は、「こういう会社もあるのかな」と深く考えずに働いていました。しかし、退職を考えても施設長や上司と話すのが怖く、なかなか言い出せずにいました。
「ちゃんと話を聞いてくれるだろうか」 「引き止められたらどうしよう」 「怒られるのではないか」 「退職を伝えてから退職日までの出勤が辛いな」
そんな不安で心がいっぱいでした。
ある日、スマホで「退職 伝え方」や「退職理由 おすすめ」と検索していると、「退職代行サービス」というものを見つけました。
記事を読んで「こんな便利なサービスがあるんだ!」と驚きましたが、同時に「利用したら自分がダメになってしまうのではないか」「会社とトラブルになったらどうしよう」と不安になり、そのときは利用を諦めました。
しかし、その後も状況は変わらず、試用期間の6ヶ月が過ぎても正社員になれませんでした。
施設長に「いつになったら正社員になれるのでしょうか?」と聞くと
「確認しておくから今日は帰れ」と適当に流されるばかり。
勇気を出して聞いても、はぐらかされる日々に疲れてしまいました。
「このままでは心が持たない」と感じ、もう一度退職代行サービスについて調べてみることにしました。
そして、ついに退職代行サービスの利用を決意しました。
退職代行サービスを利用してみて
退職代行サービスに連絡をすると、親切に対応してくれました。
手続きや流れ、費用について詳しく説明してもらい、不安な気持ちも和らぎました。
サービスを利用した結果、無事に退職することができ、会社とのトラブルもありませんでした。
同僚からは驚かれましたが、自分の心の平穏を取り戻すことができ、本当に良かったと思っています。
退職代行の手続
私が利用した退職代行サービスの会社は当時24,000円から依頼を受け付けていました。
でも、そのときの私には費用はあまり重要ではありませんでした。とにかく早く退職したかったのです。
その退職代行サービスののホームページからLINEで問い合わせをしてみました。
すると、すぐに返信があり、
- 希望の退職時期
- 雇用形態
- 料金の支払い方法
- 有給休暇の残日数
などを聞かれました。こちらからの質問にも丁寧に答えていただき、不安な気持ちが少し和らぎました。
即日退職についての疑問
「即日退職が可能」と書かれていたので、それについても質問しました。
※退職代行サービスの即日退職の仕組みとは
退職の意思を伝えた後、2週間を有給消化や欠勤に充てることで、実質的に即日退職を実現する方法があります。また、やむを得ない事情がある場合は、民法第628条により直ちに雇用契約を解除でき、2週間前の退職意思表示も不要になるそうです。
こういった仕組みだと教えてもらい、安心して手続きを進めることができました。
手続きの流れ
私は有給休暇が10日残っていたので、月末から逆算して14日前に退職代行サービスに依頼しました。4日間を欠勤扱いにし、その後の10日間を有給消化という形でお願いしました。
利用の前日に指定の口座へ料金を振り込むと、「振込確認できました」との返信がありました。同時に、当日の段取りについての確認も送られてきました。
まず、退職代行サービスから指定の退職届がPDFで送られてきました。それを印刷し、退職日と有給残数を記入します。保険証と一緒に封筒に入れ、退職代行サービスが会社に連絡を入れた後に郵送するという手順でした。
退職当日とその後
退職当日、私は会社に行かず、自宅で待機していました。退職代行サービスからは、無事に退職の意思を伝えたことと、今後の手続きについて連絡がありました。その後、会社から直接連絡が来ることはなく、スムーズに退職することができました。
同僚からは心配の連絡がありましたが、事情を説明すると理解してくれました。何より、自分の心がとても軽くなり、退職代行サービスを利用して本当に良かったと感じました。
もし、退職を考えているけれど言い出せずに悩んでいる方がいらっしゃったら、
この「退職代行サービスを利用したエピソード」が参考になれば幸いです。
自分の心と体を大切にして、前向きな一歩を踏み出してみてください。
また、私が経験したブラックな施設の特徴について詳しくまとめた記事も掲載していますので、そちらもぜひご覧ください。
退職代行サービスを利用した当日のエピソード
退職代行サービスを利用する当日、私は少し緊張しながら朝を迎えました。
出勤時間の約30分前に、退職代行サービスの担当者から「今から会社に電話します」というLINEが届きました。
心臓がドキドキしながら待っていると、5分ほどして再びLINEが来ました。
「事務員の〇〇様とお電話でお話ししましたが、施設長がまだ出勤されていないとのことでした。後ほど折り返しのご連絡をいただけるそうです。ご本人への直接のご連絡はしないようお伝えしましたので、ご安心ください。もう少々お待ちくださいね。」
という内容でした。
その時、退職代行サービスを利用して本当に良かったと感じました。自分では直接伝える勇気がなかったので、プロの方が間に入ってくれることで安心感がありました。
その後の流れと感じたこと
その後、施設長とも無事に連絡が取れたとのLINEが届きました。
退職届、保険証、制服は会社へ郵送し、会社からの源泉徴収票などの必要書類も自宅へ郵送してもらうという形で話がまとまりました。
すべてがトントン拍子に進み、自分でも驚くほどスムーズでした。
トラブルもなく、会社から私への直接の連絡もなく、無事に退職をすることができました。
しかし、少し罪悪感も感じました。「退職代行サービスの利用はこれで最後にしよう。次に退職する時は、自分の言葉で伝えられるようになりたい」と心に決めました。
退職代行サービスを利用した後の周りの反応
退職代行サービスを利用したことは、誰にも話していませんでした。
しかし、やはり会社では電話対応をした職員や施設長が周りに話していたようで、一部の職員の間で私が退職代行サービスを利用したエピソードが知られていたそうです。
そのことを教えてくれたのは、その会社で唯一仲良くしてくれていた先輩職員でした。
私が出勤しなくなったことで心配して連絡をくれたのです。
退職代行サービスを利用したことについて、その先輩は驚いていましたが、
「そんなに追い詰められていたなら、相談してほしかった。でも、我慢して仕事を続けるよりは、その選択で良かったと思うよ」
と言ってくれました。
それ以降、私は2回転職しましたが、退職代行サービスは利用していません。
たったそれだけのことですが、自分でも少し成長して強くなれたと感じています。
当時連絡をくれた先輩とは、今でもよく飲みに行きます。退職代行サービスを利用したエピソードも、今では笑い話になっています。
退職代行サービスにはマイナスなイメージを持たれがちかもしれませんが、私はあのとき本当に助けられました。今になって振り返ると、あのとき退職代行サービスを利用したことは、私にとって良い選択だったのではないかと思っています。
新人職員が退職代行を使用
退職代行サービスで即日退社してから3年ほど経ち、私は訪問入浴介護士として働いていました。
そんなある日の朝、会社に向かっていると所長から「今日は急遽隣町の事業所に応援に行ってほしい。遅刻してもいいから今から向かえる?」と電話が来ました。
私はめんどくさいと思いながら了承し、隣町の事業所にいきました。
そこで聞いた話が、「入社3ヶ月の新人の職員が退職代行サービスを利用して本社に退職の電話がかかってきた。」との事でした。
それを聞いて私は「ふざけんなよ」と思いましたが過去の自分を思い出し、「あの時の自分も辞めたくても言えなくて悩んでいたな」と自分と照らし合わせ怒りは無くなりました。
退職代行サービスを利用する際の注意点
退職代行サービスを利用する際に、いくつか気をつけておくとスムーズに進められるポイントがあります。私の退職代行サービス エピソードから学んだことも含めて、ご紹介しますね。
1. 有給休暇の残数を確認しておく
退職代行サービスで退職する場合、退職届の提出は郵送で行われます。
退職までの期間は、残っている有給休暇を使用することになるので、退職届に有給の残数を記入する欄があります。
上司と直接顔を合わせたくない方や、電話でのやり取りも避けたい方は、事前に有給休暇の残数を確認しておくと安心です。
また、労働組合や法律事務所が運営する退職代行サービスを利用すると、有給の未消化や未払い給与についての交渉も行ってもらえます。その際、正確な有給休暇の残数が分かっていると、交渉がスムーズに進みます。
2. ロッカーの私物は事前に持ち帰っておく
ロッカーに私物が残っていると、後日取りに来るように言われる場合があります。
直接会社に行くのが気まずいと感じる方もいらっしゃると思います。
その場合、最悪の場合は中の荷物が処分されてしまうこともありますので、退職代行サービスを利用する前にロッカーを空にしておくと良いでしょう。
3. 退職金について確認しておく
ある程度の年数を勤めた会社では、退職金が支給されることがあります。
退職代行サービスを利用して退職しても、退職金を受け取れる場合がありますので、事前に会社の規定を確認しておきましょう。
本来受け取れるはずの退職金が支払われない場合、退職代行サービスがその交渉を行ってくれることもあります。
退職代行サービス会社を紹介
退職代行サービスの会社は、提供するサービス内容や運営形態により、いくつかの種類に分類されます。それぞれの特徴を見ていきましょう。
1. 労働組合が運営する退職代行
- 特徴:労働組合が運営しているため、企業との交渉が可能です。法的に労働組合は団体交渉権を持つため、有給休暇の消化や未払い賃金、退職金などの請求も代行できる点が強みです。
- 例:退職代行ガーディアンなどがこれに該当します。
2. 弁護士が運営する退職代行
- 特徴:弁護士が直接運営するサービスは、法的問題にも対応でき、訴訟や裁判に発展した場合でもサポートを提供できます。特に、損害賠償請求などのリスクがある場合や、企業が訴訟を起こす可能性がある場合に安心です。
- 例:法律事務所が運営する退職代行サービス。
3. 一般企業が運営する退職代行
- 特徴:一般的な企業が運営する退職代行は、企業や上司への連絡代行を行いますが、法律上の制限により、企業との交渉はできません。したがって、有給消化や退職金などの請求は自分で行う必要があります。
- 例:退職代行ニコイチや退職代行EXITなど
4. 転職支援付き退職代行
- 特徴:退職代行を行うだけでなく、退職後の転職支援も提供するサービスです。退職後のキャリアサポートが必要な人にとっては、スムーズに次の仕事を見つける手助けになります。ただし、転職が決まることで代行費用が無料になるケースもありますが、転職を前提としたサービスが多いです。
- 例:退職代行Jobsなど。
このように、退職代行サービスはそれぞれ強みが異なり、自分の状況に合ったサービスを選ぶことが重要です。
しかしそれぞれデメリットもあり
弁護士事務所が運営する会社だと法的な問題にも対応できて心強いですが費用がかかります。
他の会社より高く10万円を超える会社もあります。
一般企業が運営する会社は費用はそこまでかかりませんが万が一会社とトラブルに発展した場合他の会社と比較すると心許ない部分があります。
私がおすすめするのは最初に紹介した労働組合が運営する退職代行です!
費用も20000円〜30000円くらいから依頼可能です。弁護士事務所経営の会社ほど法的には強くないかもしれませんが充分に幅広く対応してくれます。
特に今業界で有名になってきている企業が退職代行ガーディアンです!
退職代行ガーディアンの口コミには、多くのポジティブな意見が寄せられています。
- 法的な安心感:退職代行ガーディアンは労働組合が運営しているため、企業との交渉が可能です。これにより、他の退職代行サービスではできない退職金や有給休暇の交渉も代行できます
- 即日退職:利用者の中には、即日で退職できたとの声が多く、会社や上司に直接連絡することなく退職が完了できる点が好評です。LINEでの対応や、迅速な手続きがストレスなく進むとの評価もあります
- 対応の丁寧さ:退職手続きに関する質問や相談に対しても、24時間LINEで対応してくれる点が利用者にとって安心材料となっています。また、対応が非常に丁寧だと感じたという口コミも多くあります
ただし、デメリットとしては、退職後の転職サポートがないことが挙げられています。他の退職代行サービスでは転職支援を提供している場合もあるので、この点が重要な方には物足りないかもしれません
総じて、退職代行ガーディアンは、法的な問題なく確実に退職したい、企業との交渉が必要なケースに強いサービスと言えます。
まとめ:退職代行サービスで新たな一歩を踏み出そう!
退職代行を利用するか不安なとき、特に「当日の朝」に感じる不安や緊張は誰しもが抱くものです。この記事で紹介したエピソードのように、勇気を出して退職代行を選んだことで人生が前向きに変わる人も多いです。
退職をスムーズに進めたい方や、退職代行についてさらに詳しく知りたい方は、以下の記事も参考にしてください。
あなたの退職が、次のキャリアへの素晴らしいスタートとなるよう応援しています!
コメント
コメント一覧 (2件)
[…] 退職代行サービスを利用した私のエピソード […]
[…] […]