こんにちは!おかしんです。
今回は、特別養護老人ホーム(以下、特養)と老人保健施設(以下、老健)の違いについてお話したいと思います。
まず最初に伝えておきたいのは、この二つの施設が提供するサービス内容は大きく異なるということです。
特養と老健は他の介護施設形態より給料が高い傾向にありこの二つで悩む方も多いのではないでしょうか。
こんな疑問や不安を感じたことはありませんか?
- 「どっちのほうが働きやすいかな?」
- 「特養と老健の違いがよくわからない…」
- 「今は特養で働いているけど、老健に転職しても大丈夫かな?」
安心してください!実は、そこまで悩む必要はありません。
特養でも老健でも、あなたが求める条件に合った求人を選べば問題ないんです。
働きやすさは、施設ごとの運営方針や職場環境に左右されることが多いので、「特養だから良い」「老健だからダメ」といった一般論を気にする必要はありません。
さて、私は特養で2年半働いた後、老健へ転職した経験があります。その経験から感じた特養と老健の違いについて、これから詳しく解説していきます。
ぜひ最後までお付き合いくださいね!
特養と老健それぞれの特徴
まず特養と老健はそもそも施設の目的、入所条件、人員体制において大きな違いがあります。
特養 | 老健 | |
---|---|---|
目的 | 安心して暮らせる生活の場を提供 | 在宅復帰を目指すリハビリ支援 |
入所条件 | 要介護3以上が基本 | 要介護1以上で医療ケアが必要な方も可 |
職員体制 | 介護職員と看護職員中心 | 医師、看護職員、リハビリ職員が充実 |
これらの違いにより特養と老健では業務内容や働き方にも違いが出てきます。
特養と老健の違いについて
特養も老健も、目的は違いますが、利用者さんが生活している場所ですので、1日の流れや業務内容はほぼ同じです。
勤務形態
- 早番
- 日勤
- 遅番
- 夜勤
特養も老健も、勤務形態は主にこれらです。勤務形態は施設によって違うだけで、特養や老健なので大きく違いが出てくるわけではありません。
業務内容
- 食事介助
- オムツ交換・トイレ誘導
- 入浴介助
- レクリエーション
- フロア見守り
- おやつ
- シーツ交換
- 日誌作成
- カンファレンス
これらの業務を決めた時間に行います。
勤務形態も業務内容もほとんど変わりませんが、特養と老健にはここで細かい違いが出てきます。
利用者さんの違い
まず私が感じたのは利用者さんの違いです。
先ほどの表でも説明した通り特養の入所条件は要介護3以上、老健は要介護1以上で医療ケアが必要な方です。
簡単にいうと
こんにちは。 今回は「特養老健の違い」について、オム交換ツ・トイレ誘導と食事介助の面からお話ししたいと思います。
オムツ交換・トイレ誘導
特養では、オムツ交換やトイレ誘導が必要な利用者さんの人数がとても多いです。私が勤務していた特養では、1階に100床あり、50人がオムツ交換、15人ほどがトイレ誘導を必要としていました。 オムツ交換は3〜4人のスタッフで行っていたため、一人当たり最低でも12人に対応していました。
一方、老健では、オムツ交換が必要な方もリハビリでADL(日常生活活動:日常生活動作)を向上させ、徐々に自分でトイレが使えるようになります。 ついでに、自分でトイレを使える利用者さんでも、パンツを汚してしまったり間に合わなかったりすることもあるので、随時確認が必要です。
特養と比較して、老健ではオムツ交換によるスタッフの負担は少ないですが、その分、利用者さんの排泄管理やトイレの衛生管理がとても大切になってきます。
食事介助
次に、食事介助の面から特養と老健の違いを教えます。
特養では、食事介助を必要とする利用者さんが多く、職員一人で二人の利用者さんに対応することもありました。いますが、その後の業務も考えつつ、時間を意識しながら進めています。
老健では、特養と比べて食事介助が必要な利用者さんの数は少ないです。周りをしっかり見ながら見守りやサポートを行っています。
やはり、特養と老健の違いは、利用者さんの状態や施設の目的によって大きく変わってきます。 特養ではオムツ交換や食事介助が多く、スタッフの負担も大きいですが、その分やりがいも感じます老健では在宅復帰を目指すため、リハビリや自立支援に力を入れています。それぞれの特徴を踏まえ、利用者さんに合ったケアを提供していきたいですね。
夜勤
介護職で重要な勤務である夜勤。 転職する際には気になるポイントでもありますよね?
特養と老健夜間勤務の施設の大きな違いは、看護師の配置です。
- 特別養夜勤:看護師はオンコール対応(自宅待機)。
- 老健の夜勤:看護師が出勤しています。
この違いは、介護士にとって大きな影響を与えます。
夜勤の時には看護師さんがいてくれると、やはり安心ですよね。
特養では、夜勤中に近くに看護師がいないため、投薬や利用者の事故対応などを自分の判断で行わなければなりません。緊急時は電話で指示をもらうか、看護師の到着を待ちます。
一方、看護師が日常近くにいる老健夜間勤務では、何かあればすぐに相談でき、介護士が医療行為をすることも必要ありません。そのため、安心して業務に取り組むことができます。
特養と老健の違いを理解して、自分に合った職場を選ぶことはとても大切です。
特養は長期的な生活の場であり、老健は在宅復帰を目指すリハビリ施設という特徴があります。求められるスキルも違います。
特養と老健の違い:自分はどっちを向いている?
特養と老健の違いを理解することで、自分に合った職場を選ぶことができます。
働きやすさは施設の運営状況や職場環境によりますが、人によって感じ方も違うし向き不向きがあります。
特養に向いている人
特別養では、介護度が高い利用者さんが多く、その分業務量も増えます。認知症の利用者さんの対応に追われ、身体的にも精神的にもストレスがかかることがありますが、介護の基礎から応用まで幅広い学
- 体力に自信がある人
- 介護技術を向上させたい人
老健に向いている人
老健では、比較的介護度が低い利用者さんが多いため、介助の負担は少ないです。しかし、利用者さん同士のトラブルや、こだわりが強く介護士の話を聞いてくれない方の対応で精神頭がしっかりしている利用者が多いので、仕事中はコミュニケーションが中心となり、特養の経験がある介護士は物足りない
- 利用者さんとたくさんコミュニケーションを取りたい人
- 介護知識だけでなく医療的な知識も得たい人
合った環境で働くために、特養と老健の違いを理解し、自分の性格や目標に合わせて自分で選んで良いでしょう。ことです。
施設形態よりも求人内容を重視しよう!
介護士の求人を探していると、特養や老健の募集を目にすることがありますよね。
「特養や老健の経験がないけれど、自分にもできるかな?」と不安に思う方もいらっしゃると思います。
でも大丈夫です。特養や老健にも未経験から入職する方は多く、新卒で入ってくる若い方もたくさんいます。
ほとんどの人は、入社したばかりの頃は業務を覚えたり、施設の雰囲気に馴染むのに苦労しますが、それはどの仕事でも同じことですよね。
特養から老健へ、または老健から特養へ転職すると、以前の職場と違うポイントがいくつかあり、戸惑うこともあるかもしれません。
しかし、介護経験者ならなおさら、すぐに慣れることができます。
特養と老健では施設の目的や提供するサービスに違いがありますが、介護職としての基本的な業務は共通している部分が多いです。
ですから、施設形態よりも求人内容や職場環境を重視してみてください。
転職先の施設がしっかりと教育体制を整えているか、人間関係が良好な職場か、サービス残業が当たり前になっていないか、といった点に注意することが大切です。
特養と老健の違いについてのまとめ
特養では、一人ひとりと長い時間をかけて向き合うことができ、利用者さんの「生活」を支える実感が得られます。
老健では、リハビリを通じて利用者さんの回復を見守るやりがいがあります。
それぞれに異なる魅力があり、自分に合った職場を見つけることが大切です。
施設の目的は違えど業務内容や勤務形態はほとんど変わりませんので、求人の内容に注目して求人を探してみてはいかがでしょうか?
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